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おまとめローンについて
ローンをまとめるというのをご存じでしょうか?”おまとめローン”とかいわれており、それは、複数の金融業者から借りている借金を、新たに別の金融業者で借りたお金で一括返済しすること、つまり、一括返済するためにローンを組みなおすことということです。複数の業者から借りている場合、その借金全体像が見えにくく、返済額や債務残高などがよくわからなくなってきます。まとめローンとは、これを1ヵ所にまとめることで、返済先を1つにでき、今までの返済より安い利子にすることや、毎月の返済額を調整する方法です。
金融商品として市場にもありますが、その中身は、ほぼローンをローンで返済し、借金を一本化するといった方法をとるのと全く同じで、ネックになるのは金利や手数料でしょうか。
しかし、むやみに申し込むと、申しこんだ履歴が個人情報として残り、審査に不利になったり、また、借り換え後の利子の説明や、新たに組むローンの説明が納得できる業者を選ばなければならないといった注意が必要となります。
具体的にどのようなメリットがあるのか、といいますと仮に100万円を実質年率29.2%(出資法上限いっぱいですね)で借り入れしている場合、一ヶ月分の利息は1,000,000×29.2(%)×1/365(日)×30(日)=24,000円となります。仮に毎月の支払額を30,000円とした場合、元金に充当される分は30,000円 - 24,000円 = 6,000円。実際には
支払総額の1/5約20%しか元金に充当されません。
まとめローン最大のメリットが、元金の減額スピードが格段に加速することにあります。
上記の場合、これを実質年率15%の低金利ローンで借り換えた場合どうなるでしょうか?
すると一ヶ月分の利息は1,000,000×15.0(%)×1/365(日)×30(日)=12,328円となり、毎月の支払額を30,000円とした場合、元金に充当される分は30,000円 - 12,328円 = 17,671円 となります。
ではどのようなパターンであれば、このローンを一本化するのに適しているといえるでしょうか。
最も多いのが多重債務者で、このローンの話では、よく取り上げられます。この場合他社への借入れ件数によっては審査に通過できない場合も出てきます。メリットは返済日のバラツキが無くなり、返済管理が容易になるといったことがあげられます。トータル的に返済額が減り、早い段階で返済が可能になるということ、返済管理が楽になる分、延滞などがおきにくいなども注目に値するところでしょうか。
金融会社は何より重視するのは、その借入金額よりも現在の借入件数です。買い入れ金額が高額である場合でも、借入件数が少ないということは、それだけ個人信用は高いとみる動きがあるというわけです。多重債務者が、ローンをまとめるときは、その件数を減らすことが鍵となります。年収とか勤務先、勤続年数などは借り入れ限度額に影響するだけで基本的には審査通過を決定付けるものではないようですね。ここで、問題となるのが多重申し込み(通称申し込みブラック)といって短期間に4社(インターネットを利用する場合は3件まで)に借り入れを申し込んであるような場合、その申し込みをしただけで履歴が個人信用情報センターに履歴が残ります。個人信用情報のところでも詳しく解説したとおり、返済実績などもわかる仕組みですが、無論この申し込み履歴も必ず金融会社によって確認されます。一般に申込み履歴が履歴残存期間内に連続で4社超あった場合、回収不能になる可能性が高いとして、その時点で審査が通りにくくなります。
この状態は、まとめるローンを組もうとしても、債務を債務で返し、件数を少なくして新たに一本化するためのローンですから、対象が消費者金融に頼りがちでこのためだけに、金利が多少高くても、あまりよくない条件でも借り受けてしまう危険があります。
新しい貸金業法では、連続して申し込むのは情報センターを相互共有する業界系統内で、それぞれ3社までと限定した厳しい内容になる予定です。インターネットでシュミレーションを行う会社も存在していますが、無記名OKの場合以外、ローンシュミレーションも信用情報センターに申込み履歴としてカウントされる場合があります。申込履歴は消費者金融系なら3週間、それ以外なら2ヶ月で抹消されます。
”申し込みブラック”にならない連続3件程度に申し込みをしたい場合でも、できるだけインターネットから同日中にまとめて申し込むのが賢明な方法かも知れないと考えられます。
最近では、信販系、IT系の金利引き下げ競争が激化し、銀行系よりも一段と低い金利で借り入れが出来るところも出てきています。その中でも融資枠ごとに金利が固定されるような方法をとるところなどもあり、こうしたところでは融資枠が大きい人ほど適用金利が低くなるので、融資さえ通れば、ここで融資されたお金を元に他社の謝金を返すことで、ローンをひとつにまとめることが出来るというわけでしょうか。これまでは、どうしても初回の利用時には最大金利の適用が多かったのですが、固定金利のようなタイプは、初回から低金利が適用されます。
実際のところ、銀行系で「おまとめローン」を商品として扱うのは、ネットバンクが多いですね。
しかしながら、返済額が増えない限りは、こうした処置はローンの返済時期を引き延ばしているのに過ぎず、また元の借金と比べて、返済額が減るというわけではありません。ここは勘違いしてはいけないことです。
申し込み手続きですが、申込者の信用は信用情報機関の情報だけでチェックされているのではなく、もちろん申込書の記載事項に直接の信用があるといえます。申し込みの方法には、電話、来店、無人契約機、ネットの4つが一般的ですが、必要な情報を数多く提供することは、むしろローンをまとめるような場合不利となることが多いといわれます。そこで、インターネットの活用が増えてきています。
よく聞く話では、月刊収益のことを踏まえ、融資を受ける時期というのもあるようで、コレは一般論ですが窓口で融資を受ける際は、月の10日か28日で、主婦などが借入れたい場合審査対象が夫になります。審査には一応パート収入も考慮されるようです。口でのまとめローンは、先ず正社員であること、勤続年数が長いほど有利。社会的に安定していることが年収などより、何よりも重要視されます。「独身家族別居」の場合、申込者に連絡が取れなくなる可能性が高いため、最も信用評価が低くなります。賃貸の場合は、居住期間が長いほど有利といえますね。使途については「レジャー」か「交際費」、大口の場合は「まとめローンをしたい」としておくのも、審査を通しやすい理由のようです。
以前書いたカードローンの申し込みの仕方とほぼ同じと考えていいでしょう。色々な企画商品名がありますが、基本はフリーローンです。
無担保、保証人無しのフリーローンを利用した融資による「おまとめローン」というのが多く、不動産担保ローンなどを利用することを薦められることも多いようです。不動産担保ローンは担保の余力や不動産の価値にもよりますが、限度額が他のローンよりも高く、数百万から数千万円の融資を得ることができます。金利も低いのですが、このローンを併用することは、住宅ローン借換の試算などをすることがあるので、以前お話しした不動産担保ローンについて知る必要があります(多くの場合手数料だけでも費用がかかるので、あまり現実的ではありません。)。
こうして考えてみますと、おまとめローンというのは、ローン借換と同じ手法であるといえます。
しかし前述したように、金融庁の改正賃金業法の「総量規制」の前倒しで、今年の末から利用者一人が借りられる金額に上限(年収の1/3以内)制限を実施する方針を打ち出すとしているので、”おまとめローン”は根絶する方向になっていくこと、また借り入れの合計金額が「100万円」を超えている場合には、源泉徴収票などの収入証明書の提出が、これまでは50万円以上の融資を受ける際にだけ要求されていたものが、たとえ1万円の申し込みでも必要になることになります。
かつては、盛んだったこうした債務一本化は、消費者金融で非常に多く見受けられましたが、多重債務を解消する意味での根本的な解決にならないのは、ひとつは「結局、無担保、保証人無しの審査がはやい」、「金利が安くなる」といったメリットだけではなく、デメリットとして、元本が一気にふくらみ低金利であれば逆に債務が長期化して、5年以上先の見通しがつかず、前倒しで返済しようとしても応じてはもらえないなどと、数々の問題が浮上したからです。 毎月の返済がなくなるわけではありませんし、プレッシャーのトータルな数が減るだけで、長い返済期間になる場合と比較した場合どちらをとるかといったところでしょうか。
多重債務トータルで500万(実質的には300万以下でないと多くの場合は無理)が目安といわれますが、金利だけでなく融資額に対しての返済期間が時には重要だったりします。